子どもと高齢者は脱水に注意!
~年齢によって脱水のリスクは異なります~
はじめに
これまでのシリーズでは、
- 第1回:夏の水分補給、本当に足りていますか?
- 第2回:のどが渇いてからでは遅い?「自発的脱水」とは
- 第3回:脱水すると体の中で何が起こる?
- 第4回:水・スポーツドリンク・経口補水液の違い
- 第5回:汗で失われるナトリウムの重要性
- 第6回:運動前・運動中・運動後 いつ飲むのが効果的?
をご紹介しました。
今回は、**特に脱水に注意が必要な「子ども」と「高齢者」**について解説します。

子どもは体温が上がりやすい
子どもは大人と比べて
- 体重あたりの体表面積が大きい
- 体温調節機能が発達途中
- 遊びやスポーツに夢中になると水分補給を忘れやすい
という特徴があります。
そのため、暑い環境では短時間でも脱水や熱中症のリスクが高くなることがあります。
高齢者は「のどの渇き」を感じにくい
高齢になると、
- のどの渇きを感じにくくなる
- 腎臓の水分調節機能が低下する
- 食事や飲水量が少なくなりやすい
などの変化がみられます。
そのため、「まだ大丈夫」と思っていても、水分不足になっていることがあります。

家族が気付いてあげることも大切
子どもや高齢者では、自分で脱水に気付けないことがあります。
周囲の人も
- 顔色
- 元気の有無
- 汗のかき方
- 尿の回数や色
- 普段との様子の違い
などを気にかけることが大切です。
水分補給のポイント
子ども
- 外遊びや運動の前から飲む
- 休憩ごとに水分補給する
- 指導者や保護者が声をかける
高齢者
- のどが渇く前から飲む
- 起床後・食事中・入浴前後・就寝前など生活の中で習慣化する
- 一度に大量ではなく少量をこまめに飲む
池上7丁目整骨院からのアドバイス
当院でも夏になると、
- 部活動で体調を崩した学生
- 屋外活動後のスポーツ外傷
- 暑さで体力が落ちた高齢者
の来院が増える傾向があります。
脱水は筋肉の働きや集中力の低下にもつながるため、痛みやケガの予防という観点からも、日頃の水分補給は大切です。
※脱水や熱中症が疑われる症状が強い場合は、医療機関を受診してください。
まとめ
- 子どもは体温が上がりやすく、水分補給を忘れやすい
- 高齢者はのどの渇きを感じにくい
- 家族や周囲の声かけも重要
- 「のどが渇いてから」ではなく、生活の中で計画的に補給する
シリーズ記事
← 第6回:運動前・運動中・運動後 いつ飲むのが効果的?(内部リンク)
→ 第8回:尿の色で分かる?水分補給の目安(次回公開予定)
参考文献
- 日本スポーツ協会『スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック』
- 日本救急医学会『熱中症診療ガイドライン』
- 環境省『熱中症環境保健マニュアル』
- 『臨床スポーツ医学』Vol.43 No.8(2026)「スポーツと水」







