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池上7丁目整骨院 夏の水分補給シリーズ⑬【最終回】

夏の水分補給まとめ|結局、何を・いつ・どのくらい飲めばいい?

~13回のポイントをまとめます~

夏の水分補給について、これまで12回にわたって紹介してきました。

「水を飲めばいいの?」

「スポーツドリンクは必要?」

「塩分はどのくらい?」

「経口補水液は普段から飲んだ方がいい?」

情報が多くなるほど、かえって迷ってしまうこともあります。

そこで最終回では、これまでの内容を**「普段の生活」「スポーツ」「大量に汗をかいたとき」「体調が悪いとき」**に分けて整理します。

① 普段の生活では、水や麦茶などをこまめに

日常生活で大量に汗をかいていなければ、基本は水や麦茶などで水分を補給し、塩分やミネラルは通常の食事から摂る考え方でよいでしょう。

大切なのは、暑い日に長時間まったく飲まず、のどがカラカラになってから一気に飲むことではありません。

厚生労働省も、室内・屋外を問わず、のどの渇きを感じなくてもこまめに水分を補給するよう呼びかけています。

② スポーツでは「時間・強度・汗の量」を考える

運動時の水分補給は、全員が同じ量を飲めばよいわけではありません。

汗の量は、

・体格
・気温、湿度
・運動時間
・運動強度
・暑さへの慣れ
・個人差

などによって変わります。

日本スポーツ協会の最新ガイドでは、1時間前後の比較的短い運動では「のどの渇き」に応じた自由な飲水でも体重減少を2%以内に抑えられる一方、長時間または高強度の運動では計画的な水分補給が必要とされています。

「○分ごとに必ず○mL」と全員一律に決めるより、運動内容や発汗量に合わせて調整することが重要です。

③ 大量に汗をかいたら、水分+電解質

汗から失われるのは水分だけではありません。

ナトリウムなどの電解質も一緒に失われます。

そのため、長時間のスポーツや大量に汗をかいたときには、水だけではなくスポーツドリンクなどを利用して電解質も補給します。

日本スポーツ協会では、スポーツ時の飲料について0.1~0.2%程度の塩分を一つの目安としています。

ただし、

「夏=塩分をたくさん摂ればよい」ではありません。

普段の食事でも塩分は摂取していますので、汗の量に合わせて考えましょう。

④ 飲めば飲むほどよいわけでもありません

脱水を心配して必要以上に水を飲み続けるのも適切ではありません。

日本スポーツ協会の最新ガイドでも、脱水とは反対に水の過剰摂取による低ナトリウム血症への注意が示されています。

目標は、

「できるだけ大量に飲む」ではなく、「失った量に合わせて補う」こと。

ここが夏の水分補給で非常に重要なポイントです。

⑤ 自分の「汗の量」を知る方法

分かりやすい方法の一つが、前回紹介した運動前後の体重測定です。

例えば、

運動前50kg

運動後49.5kg

なら、体重減少は0.5kg=約1%です。

日本スポーツ協会では、運動による体重減少を2%以内に抑えることを水分補給の目安としています。

毎回測る必要はありませんが、夏の部活動や長時間のスポーツでは、自分がどの程度汗をかくのかを知る参考になります。

→【内部リンク:第12回「汗をたくさんかいたら水だけで大丈夫?」】

⑥ 経口補水液とスポーツドリンクは別物

ここもシリーズで繰り返しお伝えしてきた重要なポイントです。

スポーツドリンクは運動時の水分・電解質補給などに利用できます。

一方、経口補水液(ORS)は脱水状態などで水分・電解質を補給するためのものです。

普段の水分補給として常用するものではありません。

特に腎臓や心臓などの疾患で水分・塩分の摂取について指示を受けている場合は、自己判断で摂取量を増やさず、医師の指示に従ってください。厚生労働省も、経口補水液の一時的な大量摂取によるナトリウム過剰の可能性について注意を示しています。

→【内部リンク:スポーツドリンクと経口補水液の違い】

⑦ 水分補給だけで熱中症対策は完成しません

ここは最後に強調しておきたいところです。

熱中症対策というと「水を飲むこと」に意識が集中しがちですが、

・暑さを避ける
・休憩する
・運動強度を調整する
・少しずつ暑さに慣れる
・必要に応じて体を冷やす
・体調が悪い日は無理をしない

といった対策も重要です。

厚生労働省も、熱中症対策として水分補給だけでなく、日陰の利用、休憩、冷却、エアコンなどによる暑さ回避を推奨しています。

→【内部リンク:第11回「暑さに強い体はつくれる?暑熱順化と水分補給」】

 

こんな症状があったら運動を中止しましょう

めまい、立ちくらみ、筋肉のこむら返り、頭痛、吐き気、強いだるさなどは、熱中症でみられることがあります。

このような症状がみられた場合は、運動を中止して涼しい場所へ移動し、衣服をゆるめて体を冷やします。自力で水分を飲めない、意識がおかしい・ない場合には救急要請が必要です。

池上7丁目整骨院からのまとめ

13回にわたって水分補給について紹介してきましたが、覚えておきたいのは意外とシンプルです。

「何を飲むか」だけではなく、
「どのくらい汗をかいたか」
「どのくらい運動するか」
「今日の暑さはどうか」
「今日の体調はどうか」
を考える。

これが夏の水分補給の基本です。

水分補給だけに頼るのではなく、休憩・暑さ対策・体調管理も組み合わせながら、夏のスポーツを行いましょう。

夏の水分補給シリーズ

ここには、第1回~第12回の記事を一覧で配置します。

特に重要な記事として、

【水分補給の基本】
【子どもの水分補給】
【スポーツドリンクの使い方】
【経口補水液との違い】
【暑熱順化と水分補給】
【汗と塩分補給】
【運動前後の体重測定】

参考資料

『臨床スポーツ医学』Vol.43 No.8(2026)「スポーツと水」

日本スポーツ協会「熱中症予防5ヶ条」

日本スポーツ協会「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック 第6版」

厚生労働省「熱中症予防のために」

※本記事は一般的な健康情報の提供を目的としたもので、個別の診断・治療や特定の食品・飲料の効果を保証するものではありません。持病がある方や水分・塩分摂取について医師から指示を受けている方は、その指示に従ってください。

2026年8月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 池上7丁目整骨院
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