コーヒーやお茶でも水分補給になる?
~カフェインとの上手な付き合い方~
はじめに
前回は「尿の色で水分補給の目安を確認する方法」についてご紹介しました。
今回は、「コーヒーやお茶でも水分補給になるの?」という疑問について解説します。
「カフェインが入っているから水分補給にはならない」と思われがちですが、実際には少し違います。

コーヒーやお茶でも水分補給になります
コーヒーや緑茶、紅茶などにはカフェインが含まれています。
カフェインには軽い利尿作用がありますが、普段から飲み慣れている人では、その利尿作用はそれほど大きくないことが多く、飲んだ水分以上に体から水分が失われるわけではありません。
そのため、日常生活ではコーヒーやお茶も水分摂取量の一部として考えることができます。
ただし、水や麦茶が基本です
暑い季節は汗をかく量が増えます。
そのため、水分補給の中心は
- 水
- 麦茶
- ノンカフェインのお茶
などがおすすめです。
特に子どもや高齢者では、飲みやすい飲み物をこまめに摂ることが大切です。

運動中はスポーツドリンクが役立つことも
長時間の運動や大量に汗をかく場合には、水分だけでなくナトリウムなどの電解質も失われます。
このような場面では、
- スポーツドリンク
- 経口補水液(必要な場面)
が役立つことがあります。
一方で、糖分を多く含む飲料を日常的に大量に飲むことは控えましょう。
カフェインの摂り過ぎには注意
コーヒーやエナジードリンクを大量に飲むと、
- 動悸
- 不眠
- 胃の不快感
などが現れることがあります。
また、夕方以降にカフェインを多く摂ると睡眠に影響する人もいます。
体質や年齢によって感じ方には個人差があります。
池上7丁目整骨院からのアドバイス
運動をする学生や部活動を頑張るお子さんでは、
「のどが渇いたからコーヒー」
「エナジードリンクだけ」
ではなく、
まずは水や麦茶でこまめに水分補給を行い、必要に応じてスポーツドリンクを利用することがおすすめです。
毎日の水分補給は、熱中症予防だけでなく、運動中のパフォーマンス維持にもつながります。
まとめ
- コーヒーやお茶も水分補給の一部になる
- 普段飲み慣れている人では利尿作用は大きくない
- 夏場の基本は水や麦茶
- 大量の発汗時は電解質補給も重要
- カフェインの摂り過ぎには注意する
シリーズ記事
← 第8回:尿の色でわかる?水分補給の目安
→ 第10回:スポーツドリンクと経口補水液の違い(公開予定)
参考文献
- 『臨床スポーツ医学』Vol.43 No.8(2026)「スポーツと水」
- 日本スポーツ協会『スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック』
- 環境省『熱中症環境保健マニュアル』
- 日本救急医学会『熱中症診療ガイドライン』







